ドリフターズ第3巻のあらすじと感想 サンジェルミの売国

ドリフターズ第3巻はジャンヌ戦の帰結からサンジェルミの売国まで。

ジャンヌ戦は石壁を発射台に使った突進を防ぎきれず、しかも背後の井戸に転落。
井戸の中でジャンヌが女と気付いて豊久は「手柄首にならん」と戦意喪失。
ジャンヌを頭突きして気絶させて放置した。
これがジャンヌのプライドを大きく傷つけたらしい。

ジルドレはビリーザキッドがガトリング連射で殺した。
死ぬ際にジルドレは塩になって消滅した。
恐らく他のエンズもドリフも正体は塩のはず。
信長は塩を見て動揺してた。

そして安倍晴明が十月機関の長として登場。
晴明はジャンヌを殺さなかった事を責めた。
しかし豊久は「俺の法度」で決めると反発。
また「俺らは通路の男の駒じゃない」とも。
その通路の男ムラサキは、新聞に浮かんだ豊久の言に満足げだった。
第6巻では死にがまりを運命と称する豊久に逆に怒ってるんだよね。

一方、馬車から転落したスキピオは北の森で菅野直と遭遇。
菅野はイタリアの裏切りを思い出してローマ人を名乗るスキピオを蹴ったw

信長はビリーザキッドのガトリングガンや薬莢を見て驚愕していた。
特にガトリングガンは合戦が丸ごと変わると予見。
密集した陣形では皆殺しになってしまうと。
似たような見解を幼女戦記でもターニャがダキアについて語ってるね。

信長の様子を見て晴明は危険性を感じてた。
「世界を変えすぎるかもしれない」と。
本質的には晴明って黒王に似てるんだよね。
ちょうどいいと思う文明のレベルが黒王とは異なるだけ。

そこで晴明は「なぜ軍権を自ら握って軍閥を敷こうとするのか」問い詰めた。
信長はそれでもオルテよりはマシだと、何とエルフ語で答えた。
信長は本当はエルフ語を覚えていた。
でもこの設定、第6巻になってもまだ特に活かされてない。

信長は「(自分は王の器じゃないので)豊久を王にする」と宣言。
その理由は「息子信忠が戦って死んだのに、謀反を起こした首謀者と疑っていた」から。
そんな人の心が読めない奴は王にしちゃいけないと。
この辺のマジ後悔は何となく沁みてしまう……。
こういう信長像って見た事ないんだよね。
まあ、色んな作品で登場してるから似たようなのは探せばあるんだろうけど。

豊久はドワーフを解放すると宣言。
それは信長の策と同じだけど、豊久は戦う事しか知らんのでそうなる。
オルテとの戦が終わり、黒王との戦も終わったら、どこにもドリフの居場所がなくなる

別れ際にビリーザキッドは信長に短銃をあげた。
この短銃は第6巻に至ってもまだ活躍の場がないまま。

後半戦はドワーフ解放戦。

戦い方はオルテも未経験の爆薬を主体としたもの。

・火薬で物資集積所を破壊。
・火薬矢を撃ち込んで物見櫓を破壊。
・出てきた重装兵は石壁で囲んで内部に火薬を投げ入れて爆殺。

これであっさりオルテには打つ手が無くなった。

城門を閉ざされると石壁を城壁に射かけて即席の階段を作って内部に侵入。

ここで信長はオルミールに作戦を伝達した水晶玉通信に驚いていた
伝令が要らず、時間差無しで伝達できる事で孤立した軍を活用できると。

豊久は囚われてたドワーフをあっさり解放し、飯を食わせ始めた。
オルテ兵はドリフを恐れて篭城してた。
まあ戦っても負けてた。
兵の練度も士気も低いだろうし。
信長は豊久が暴走したように受け取ってたけど、たぶんわかってて計算してる。
敵の目の前で敢えて余裕コイて飯を食うのを見せつけ、一種の脅しに使ってる。

そして豊久はドワーフが食事を終えたら皆殺しにするぞと脅した。
オルテ兵はドリフを恐れてあっさり降伏した。
ところが「指揮官だけは死ね」と豊久は言う。
指揮官が死ぬのが将の務めと。
そんな価値観などないオルテの指揮官は抵抗するものの、豊久があっさり首を刎ねた。
他の雑兵は散って逃げた。

一方、サンジェルミはドリフが留守の砦に来てた。
そこで童貞人間から銃を作っている事を聞いてオルテは終わったと確信
火薬はどうするのか聞いてたけど、火薬も作ってると。
恐らくサンジェルミもここへ来た際に銃火器の生産を考慮した事がある。
その時は火薬がネックで捨てた案なんだろうね。
国父「ヒトラー」と共にオルテを建国したのだから、ヒトラーも銃火器の生産を考慮はしたはず。

ドワーフ解放後のエンズの動向

黒王はオーク達亜人に原始農耕を教えてた。
これは今までのエンズとは異なる行動だった。
黒王は本気で亜人を救済しようとしていた。

また青銅竜の体を異常増殖させて激痛を与え、服従させて無理に配下に加えた。
黒王は命ある物なら何でも無限に増やせた。
小麦の籾から新しい籾を大量に出現させるシーンなんて、モロにキリストw

更には文字を与えていた。
そして多種族を束ねる統一宗教をも作ろうとしていた。

この試みは失敗に終わる気はする。
現実の歴史も同じキリスト教徒の間で何百年も断続的に戦争してたのだし。
信長も第5巻の台詞だけど、異民族を集めても必ず不満は噴出すると言ってる。
理由はそれまでの諍いは消えないから。

またジャンヌは騎竜に救出されていた。
頭蓋が割られかけて瀕死だったらしい。
豊久は殺すつもりではなかったのだろうけど、騎竜が助けなければ死んでいたはず。
女の首を取らないにしても結果的に死んでしまう場合は不名誉とは思わないんだろうね。

黒王は歩きながら塩の塊っぽい物体を落としてた。
つまり死にかけているんだろうと思う。
これもエンズやドリフの正体は塩と言える傍証の1つ。
ジルドレのみが塩という訳ではないはず。

そして1人の倒れていた武将がエンズに加わった。
第3巻では描かれてないけど、これは明智光秀だった。

ドワーフの鍛冶力

信長は元の世界から持ち込んだ種子島をドワーフに見せた。
同じのを作れと。
信長が鉄砲に拘るのは民を兵にする簡便化の為という腹があった。
でもそれは民が容易に為政者に反旗を翻す反乱兵にもなるって事。
信長はそこまでは考えてなさげ。
何しろ豊久に指摘されるまで、本能寺と同じ事が起きる可能性を失念してたのだからね。

ドワーフはたったの1日で種子島のコピーを生産してしまった。
信長は1日で10丁生産できると聞いて驚愕した。

最後はサンジェルミが豊久達に会いに来た。
目的は「オルテを売る」ことだった。

コメントは受け付けていません。

Trackback URL

承認制です。誤ってスパムフィルターにかかってた場合、解除して承認するのが遅れる事があります。
承認作業はブログの管理画面へログインした際についでに行うので、ログインしない時期は放置となります(^_^;)