新ルパン三世第24話「世界解剖後編」は、実質的にはレベッカが主役だった。
ルパンはレベッカの脳内にルパンの人格を植え付けただけだった。
植え付け後に、その脳内人格が勝手にレベッカを救出しようとするので、
ルパンは現実にはダヴィンチとレベッカの側で待ってただけ。
これはダヴィンチがイタリア中にやったのと同じ事。
ダヴィンチは自分の装置を使ってルパンも同じように、
自分の人格を植え付けるつもりだと気づいてなかったけど、
天才キャラのくせにさすがに察しが悪すぎる。
更にルパンはイタリア中の人間にルパン人格を植え付けて、
ダヴィンチの人格支配を「中和」してた。
これを予見できないのも、天才の割に察しが悪すぎ。
ただし、どうやってルパン人格がイタリア中のダヴィンチ洗脳を中和したのかは描写がない。
レベッカの場合はルパンとの思い出を思い出させて、レベッカの元の人格を取り戻していたけど、
それと同じ手法はさすがにイタリア人全員には使えないはずだし。
ちなみに前話のラストに出てた壁画制作をするダヴィンチはレベッカの脳内人格の方で、
現実のダヴィンチはルパンと一緒に待ってただけ。
それでもルパンが装置を使うのを放置してたのは変わらないけど、
これはダヴィンチの体がもう死にかけていて、ルパンと戦う力は無かったらしく、
放置するしか無かったということみたい。
ダヴィンチの世界改変の動機は、
クローンの体の寿命から、死ぬ前に自分のコピーをバラ撒きたかっただけ。
「世界解剖」なんて意味深なサブタイトルなので、
何か深遠な犯罪哲学でもありそうな雰囲気だったのに、肩すかしだった。
ラストはレベッカと尖塔で再会するシーンで、
レベッカはルパンが落としたワルサーをルパンに返還したけど、
ここで婚姻届を餌に尖塔から飛び降りようとする、という第1話の再現かと思ったら、
ルパンはあっさりとレベッカの元から去ろうとしてた。
イタリア全土で起きた謎の病気を全てルパンの仕業にされ、
イタリアにいられなくなったのが原因だけど、
もうレベッカに関心が無い様子だった。
そんなルパンの本音を察して、レベッカも飛び降りるのを中止。
レベッカはなぜかルパンに本気で惚れていた様子。
ルパンにコウの面影を見てると思うのだけど、
そのことをレベッカは自覚してないように見えた。
これがルパンがレベッカに関心が無くなった理由かも。
ラストシーンで、駅の構内で通過列車が通り過ぎると、
ルパン一家がひとりずつ消えていったけど、あれは列車に飛び乗ってたの?
まあ演出に過ぎないのだろうけど、台詞もないし、
ルパン達は何かの幻で、始めからイタリアにいなかったかのような印象。
別にレベッカがルパンに別れを告げるシーンで終わっても良かったような。
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