進撃の巨人コミックス第12巻DVD付きの感想

原作コミックス第12巻の発売日は12月9日

DVD付き限定版も予約開始。
私は読めればOKなので電子書籍でも十分なんだけど、DVDはかなり見てみたいからポチっといた。


アマゾンから届いたので視聴した。

shingeki-vol12-dvd.jpg

DVDはイルゼ・ラングナーの手記のアニメ化。
話数は3.5話という表示だったので、アニメ版3話~4話の中間のエピソード。

時間は24分でTV版1話分相当。
OPもEDもちゃんと入っててTV版と同じ構成。


DVD前半はハンジが巨人捕獲作戦を訴えて却下され、調査兵団がイルゼ・ラングナーの手記を見つけるくだりで、イルゼ・ラングナーを食べた巨人をリヴァイ達が殺し、イルゼ・ラングナーの死体と手記を見つけている。
死体は木の洞にわざわざ安置されていた。イルゼ・ラングナーは頭を丸かじりで殺されているので、影になってて写ってなかったけど、死体の頭部は無いはず。
後半がイルゼ・ラングナーの手記の内容と、その手記を根拠にハンジが巨人捕獲作戦をエルヴィンに訴えて認められるまで。

ハンジが巨人捕獲をリヴァイとミケに持ちかけるけど、二人は拒否。
それを「いつものようにつまらない男たちのつまらない返事だなあ」と煽る。
こういうセリフって、いかにも女が言いそう。
ハンジってやっぱり女なのかもねえ。
ただ作者は性別をはっきりとは言ってないんだよね、たしか。

あと、ペトラがオルオに「あんたももう調査兵団なんだから、その芋臭いしゃべり方やめてくんない?」と煽ってる。
ペトラがこのとき煽ったので、オルオはリヴァイみたいなしゃべり方に変えたのだろうねw


ここから本編の感想。

本編はライナー達がエレンとユミルとクリスタを連れて逃走し、調査兵団が追うって話。
そしてライナー達は逃走失敗し、調査兵団はエレンとクリスタを奪還する。

壁外勢力(ライナーとベルトルト)がウォール教の秘密を知るクリスタを欲しがるのは、たぶん壁外勢力も壁の秘密をわかってないから。
これは巨人族が一枚岩でないことを表している。
壁外巨人族の知らない間に、別の勢力が勝手に壁を作って人類を囲ったのだろうね。
もともと壁外勢力は人類を抹殺したかったんじゃないかな。
でもそれを阻止する別の巨人族がいて、壁を作ったと。

クリスタを壁外に連れて行こうとするユミルとクリスタの会話で、クリスタが「すごい勢いで食べてこようとするじゃない!」と訴えるシーンは笑ったw
進撃ってシリアスなシーンに笑えるセリフ回しを入れるのが上手いね。
ウケ狙いのあざといセリフではなく、実際に会話の流れでこういうことを言いそう。

エルヴィンが巨人を連れて鎧巨人にぶつけるとか、その直後に鎧巨人が巨人に囲まれているところへ突っ込んでエレンを奪還するとか、発想がぶっとんでて面白い。
そのあとの、エルヴィンが巨人に食われかけつつも「進め」と号令するのは、躊躇している兵士の背中を押すのに絶大の効果があるし、決死の覚悟をエルヴィン自身が見せたわけだから、日ごろから言ってた心臓をささげよとは口先だけの言葉じゃなかったわけだ。
もしかしたら、何か裏のあるキャラかなという裏読みもなくはなかったけど、違っていた。
このマンガのことだから、あっさりエルヴィンも死んだかと思ったら右腕を失っただけで済んでるし、まだ何か役割があるから生き残ったことにしたのだろうね。

アルミンが「アニが拷問されている」と言ったのは、ブラフだろうね。
ベルトルトを怒らせて逃げる気をなくさせ、逆に戦うように仕向け、その隙を突いてエルヴィンがベルトルトを斬撃。
その斬撃は実はベルトルトを狙ったのではなく、ベルトルトごとエレンを縛っている紐を切断することを狙っていた、ってくだりは白熱していて面白かった。
ベルトルトがアルミンを「悪魔の末裔」と叫んでいるけど、人類が悪魔の末裔だと言える何かを知ってるという伏線に思える。
アルミンがアニの拷問を騙ったのは、ベルトルトがアニのことを好きだと気づいてたからだろうね。
鈍いライナーですらベルトルトがアニを好きだと気づいてたくらいだから、アルミンくらい頭が良ければ気づいて当然だろうし。

最後に追い詰められたエレンが素手で巨人の手を払おうと殴った時、なにかテレパシー的なもので他の巨人を操っていた。
ライナーはこれを「座標がエレンに渡った」と表現していた。
つまりライナーがいう「座標」とは、他の巨人を支配する能力のこと?
エレンが座標かもしれないので、連れ帰って利用しようとしていた?
「渡った」と言ってるから、個人の技能ではなくて、他の人間(巨人)にも渡せる性質のもののはず。
巨人の手とエレンの拳が接触することに意味がありそうな描写なので、巨人が座標を持っていてエレンに移ったと言える。
エレンにもともと備わっている力なら、これ以前のシーンでとっくに巨人を操っていてもおかしくないので、やはり巨人の手とエレンの拳が触れたことで座標が移ったのだろうと思う。
あの巨人は食うことしか頭に無い感じだったので、座標は人間の意識を保ってなくても持てる性質のもの。
ただし、人間の意識がないと座標を活用できないのだろうね。

前に獣巨人が他の巨人に命令していたシーンがあったけど、あれも座標だとすると座標は複数あることになる。
ユミルが言うには、ライナーとベルトルトは獣巨人を見て目を輝かせていたらしいけど、これは獣巨人が自分らが探している座標を持っていると気づいたからかもしれない。
あのシーンでは獣巨人が他の巨人を操っていたから、夜でも活動できたんじゃないかな?
ただ、巨人同士で共食いしているカットもあったから、操る力で完全に支配できるわけではないのかもしれない。

ユミルはライナー達に「お前らが壁を壊さなければずっとさまよっていた」と言ってる。
じゃあユミルは60年も巨人としてさまよっていて、ライナー達が壁を壊したのをきっかけに壁内へ入り、壁内の何かに触れて人間に戻れた?
そこはシガンシナ区だから、エレンの実家の地下室にあるものが関係している?
それは巨人化した人間を元に戻す薬のようなもの?
だとするとエレンの実家の地下室はとっくに破壊されていることになる。
エレンは「地下室に行けば」と繰り返し言ってるけど、実は地下室はもう存在しない気がする。

ユミルが60年、壁外を巨人の姿でさまよっていたとは驚いたけど、以前、缶詰のラベルの文字をライナーは読めずにユミルは読めたのは、あの言語が古い言語だから?
でも缶詰なんかが60年も持つわけないだろうし。
そもそも、あの缶詰はどこで作られたんだろう?
壁内なら壁内言語でラベルを作るはず。
壁外言語だとすると、壁外にも缶詰を作れるような人間の社会が存在することになる。
ライナー達はエレンを壁外のどこかへ連れて行きたがっていたし、そこには何らかの社会が成立しているはず。
でもライナーはラベルの文字を読めなかったのだから、缶詰と壁外社会とは関係ないかもしれない……。


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