シュタインズゲートゼロ第8話「二律背反のデュアル」まゆりを助けなかったα世界線の未来

シュタインズゲートゼロ第8話「二律背反のデュアル」は、α世界線の紅莉栖回だった。

ゲーム版では短いエピソードだったけど、
アニメ版は丸ごと1話分使ってオリ要素てんこ盛りなエピソードになってた。

アバンは紅莉栖と再会して驚愕する岡部のシーンの続き。
紅莉栖が「あけましておめでとう」と言ってるだけなので
具体的な日付はゲーム版でもわからない。
「3D彼女」とか「出てきた」とか言われてたｗ

岡部はいきなり紅莉栖に抱きついてた。
ゲーム版ではこの辺でもう、紅莉栖はこの岡部様子から別の世界線から来たと察してる。

この世界線はα世界線でまゆりを助けるのを諦めた世界線だった。
ラボは岡部もダルも寄りつかなくなってた。
紅莉栖もたまに掃除しに来てる程度。
しかしこれは電話レンジ改をこっそり作ってたのを隠す言い訳。

岡部は少し風に当たると告げてラボから去った。
ここからは全編がオリ要素だった。

まず公園でめちゃめちゃ苦悩していた。
α世界線からやっとβ世界線に戻したのにと。

岡部はメイクイーンニャンニャンでダル達やフブキと会ってた。
この世界線ではフブキと会うのはこれが初対面。
フブキがまゆりの死を思い出して泣くのを見て、
「まゆりが生きられる世界があったら」と言い出してダルが怒ってた。
なぜなら、まゆりを助けない決断をしたのは岡部だったから。
ゲーム版でもα世界線への移動の説明はないけど、
これだと岡部が自分の意思でまゆり救出を諦めさせるDメールが来たんですかね。
それがアマデウスの着信に出るのと何の関係が……。
ゲーム版だとアマデウスの着信に出るか出ないかでシナリオが変わるフラグになってるんだよね。
とは言え、これはアニメ版の改変なのでゲーム版とは関係ないかも。

ダルはそんな岡部の様子に異なる世界線から来たと疑ってたようで
紅莉栖もGPS付き携帯でカマをかけて岡部の世界線移動を察してた。
それも、まゆりが生きている世界線から来たと。
ずっと、まゆりの死を初めて聞いた感じだったものね。
GPSは自殺対策と言われてたけど、そういう事か。
何の意味があるのかわからなかった。

後半は紅莉栖と一緒にまゆりの墓参りしていた。

その道中、アマデウスや比屋定の話をして紅莉栖が驚いていた。
そんな話はしてないと。
β世界線ではそんな事まで岡部に知られるのかって感じの態度。
コメントでは「(真帆への)嫉妬か」と言われてたｗ

まゆりの墓を見て岡部は衝撃を受けてキョドっていた。
α世界線の岡部はしばらくの間、毎日まゆりの墓にずっと立ってたらしい。
かつてまゆりが祖母の死後に墓に毎日ずっと立ってたように。
紅莉栖は岡部の様子から、このままだと押し潰されてしまうと。
だから元の世界線に戻れと訴えた。
でもβ世界線では紅莉栖の死で押し潰されるんだよね。
岡部も「同じだ」と叫んでた。

にも関わらず、紅莉栖はDメール送信を決意。
最後はラボでDメールを送信。
ゲーム版だと岡部が自ら押してたはず。
アニメ版だと押すのを躊躇している岡部に紅莉栖がいきなりキス。
その隙に紅莉栖が送信ボタンを押していた。

ゲーム版ではDメールの内容は不明だったけど、
アニメ版だと送信先は助手で「ハイルナ」という内容だった。
世界線変動のポイントで「入るな」って事は、
第23話でダルにセルンをハッキングさせてDメールを取り消すシーンかな。
でも「正史」としては入ってるんだよね。
ただしエンターキーを押したタイミングなので、取り消し不可っていう絶妙な間で。
と言うことは、あの時の紅莉栖は本当は間に合ってたけど
「入るな」というメールでドアを開けるのを躊躇してた事になりますね。

EDに被せてその辺りのシーンが描かれていたけど、
紅莉栖はDメールを受信してたのに結局はドアを開けていた。
天才紅莉栖の事だから過去の自分が数秒ためらえば世界線変動は起きると、
Dメールを見ても自分は入るだろうけど数秒ためらえばOKと考えたんでしょうね。
じゃあα世界線に戻ったのはアマデウスの紅莉栖が過去の紅莉栖にDメールを送ったのが原因だったんですかね。
ゲーム版ですっきりしない点を解消して欲しかった。

で、EDテーマもバラードだし、何か雰囲気が最終話みたいだった。
コメントでもやはり「いい最終回だった」とｗ

世界線変動後のダイバージェンスは「1.097302」だった。
ゲーム版だと「1.053649」でここでも改変がある。
0.04の差はかなり大きい改変じゃないかな。
となるとこの後の展開もゲーム版とは大きく食い違うかも。

ニコ生のアンケートでは「とても」が95.5％「まあまあ」が2.5％、計98.0％が「良かった」だった。