進撃の巨人コミックス第22巻あらすじと感想

進撃の巨人コミックス第22巻を読了したので、その感想や考察。

基本的にはグリシャの回想がメインだった。
ただしグリシャを食って記憶が移ったエレンが見てた夢という体裁。

世界の謎が明かされる反面、新しい伏線が張られてた。


進撃の巨人(22) (週刊少年マガジンコミックス) Kindle版

グリシャが「フクロウ」の正体を吐くよう拷問を受けてたけど、
グリシャは本当に知らなかったらしい。
後のシーンでフクロウが正体を明かして驚いてたので。
このフクロウはエレンという名だった。
これがエレンの名付けの由来でしょうね。
自分に巨人の力を与えたフクロウの事を忘れないようにって意味?

反政府組織はことごとく捕まってバラディ島に送られてた。
グリシャの妻で王族のダイナも巨人化させられてたけど、
この巨人はかつてエレンの母やハンネスを食べた女性っぽい巨人だった。

エルディア人は注射をしただけで巨人化すると言ってたので、
非エルディア人には注射は無意味っぽい。
ゆえに、非エルディア人(マーレ)は「こんな恐ろしい種族」を駆逐しようとしてた。
壁内人類は全員がエルディア人なので記憶改変が可能なんでしょうね。
非エルディア人には記憶改変の力は通用しないのだろうなと。
だから王としてはエルディア人だけが済む島を作って、引きこもるしかない。

追記。
第16巻を読み直したら、アッカーマン(ケニー)の祖父が「少数派の民族」には記憶改変が通用しないと言ってたw
非エルディア人は記憶改変できないのは既知の情報だった。

グリシャが島に放逐される寸前、フクロウが上官を突き落としてた。
そしてフクロウは巨人となり憲兵隊を殲滅。
グリシャを自分の後継者にしようとしてた。

フクロウが言うには巨人の力を持つと13年後に死ぬらしい。
原作第12巻を読み直して気付いたけど、
ライナーが「先の短い殺人鬼同士」と言ってたのは、
寿命が13年しかないからだったんでしょうね。

フクロウは、始祖ユミルは「有機生物の起源」と接触したとも言ってた。
あとマーレ人は絶滅しているはずらしい。
となると今のマーレ人は本来のマーレ人とは別の種族で、
かつエルディア人のように巨人化できない種族。

フクロウは真実をグリシャに話し、
始祖の巨人の力の強奪を命じてたけど、グリシャは応じなかった。
そこでフクロウは「タマもない」「マーレに去勢されたか?」と言ってた。
グリシャはエレンを生んでるので、この時点では無かったのだろうけど、
巨人の力で体を修復してタマも復活したんでしょうね。

グリシャが受け継いだ巨人は「進撃の巨人」という名だった。
ここでタイトル回収だけど、何となく後付け設定な気はする……。
特徴は進み続けることらしいけど、
具体的な描写は無いのでよくわからない。

このシーンで壁内を彷徨うグリシャが調査兵団と遭遇するカットがあった。
この人物が誰かは不明だけど、
グリシャに関わるキャラのはずで、
だとすると訓練教官のシャーディスのはず。
でも、こんな顔だっけ?とw

あとフクロウが「ミカサやアルミンを救いたいなら使命を全うしろ」と言ってた。
フクロウ本人もグリシャも誰の事かわかってなかった。
進撃の巨人は初期からループ説があるけど、
これは未来の記憶持ってタイムループする巨人の力かもねえ。
または未来予知の力かもしれない。
どっちにせよ、レイス家じゃないと不完全にしか力を使えない、みたいな?

ここでエレンが右手首を左手で掴む動作をして、
ハンジが動作に気付いて問い詰めようとしてた。
リヴァイがハンジを「そういう時期は誰にでもある」と制してたのは不自然。
リヴァイはこの動作の意味を何か知ってそう。

進撃の巨人はグリシャが始めに食った巨人(フクロウ)。
グリシャは同時に始祖の巨人も食ってる。
そして巨人の力を継承したエレンは、鎧の巨人の薬も飲んでるので、
3つの巨人の力がエレン1人に集まってる。

巨人の力を持つ者の寿命は、意識的に巨人になれる場合だよね。
ユミルは何十年も巨人のまま彷徨ってたんだから。

エレンは8年くらいしか寿命がないので、
ミカサはショックを受けて痩せてた。
周囲はミカサが痩せた理由がわからない様子だったけど……。

後半は「女王陛下」(クリスタ)との会話シーン。

クリスタ(ヒストリア)はユミルの手紙を読んでた。
ライナーが検閲してたので有力な情報は何も書かれてなかった。
でも「お前と結婚できないこと」が心残りとあったのと、
クリスタが「照れくさくなると誤魔化す」と泣いてたので、
これがクリスタのみにわかるメッセージのはず。
そしてそれはハンジ達には秘密にするべき内容っぽい。
クリスタの裏切りはありそう。

調査兵団の会議で敵の正体は「世界」だったとハンジが述べてたけど、
前にユミルがエレンに敵対勢力を「せー」と言おうとしたのは、
政府ではなく世界の意味だった。
でも第11巻の該当部分の台詞は「せかい」ではないっぽいんだよね。
進撃の巨人第11巻ユミルの台詞
更なるミスリードかもしれない。

壁内の王は、エルディア人を緩やかに滅亡させるのが真意だったらしい。
「不戦の契り」を始祖の巨人と交わしたとも。
かつてフクロウは王と面会をしようとして、拒絶されたらしい。

不戦の契りとは、始祖の巨人の力は王家の血を引く者しか使えず、
王家の者が始祖の巨人の記憶を受け継ぐと、緩やかな滅亡を選ぶという意味。
始祖の巨人の力は今はエレンにあるけど、
エレンは王族ではないので記憶の継承もなく、
よって不戦の契りも発動してない。
でもエレンはクリスタの手に触れるとその記憶が想起されるようになってる。
それにエレンは巨人化した王家に触れると、
不戦の契りを無視して始祖の巨人の力が使えると気付いていた。
ただし、この事を話すとクリスタが危ないので黙ってた。
ハンジはエレンの考えを察した様子に見えるけど、
総統の手前「そういう時期」と誤魔化してた。
ハンジはエレンが巨人に触れたら他の巨人を操れたとの報告を覚えているはず。
ハンジもクリスタを敢えて巨人化して利用するのは反対っぽい様子。

葬式の場でアルミンを巨人化した是非を他の隊員に責められてた。
責めてたのは第21巻でエルヴィンを担いでた隊員。
リヴァイは当初はエルヴィンを巨人化させようとしてたけど、
最終的にはこのまま死なせてやれとアルミンの方に注射を使った。
しかし他の隊員はエルヴィンこそ巨人化で救うべきだったと。
この隊員は「値踏みさせてくれ」と、かつてのジャンに似た事を言ってた。

実はアルミンもそう思ってたらしい。

エレンは弱気なアルミンを「正しい選択は誰にもわからない」と説得してたけど、
アルミンはその言葉に特に反応してなかった。
ここでなぜかエレンの脳裏にグリシャの妹が野犬に食われている映像が浮かんでた。
エレンの記憶にはフクロウ、グリシャ、始祖の巨人、フリーダの記憶がある。
この内、誰かの記憶だろうけど、該当者はフクロウのはず。
なぜフクロウが、グリシャの妹が犬に食われる様子を記憶してるのか怪しい。
妹を殺したのは本当はフクロウじゃないかな……。
それはグリシャを将来、自分の継承者に仕立てる為。
フクロウって、それくらいの工作はやってそうなんだよね。

第21巻で岩で穴を塞ぐとか、アニの正体を見抜いたとか、
壁に潜んでたライナーを見破ったとか、
エレンがアルミンの功績を訴えてたのに、
なんでアルミンはこうも自信なさげかなと……。

エレンが女王として振る舞うクリスタの手を取ると、グリシャの記憶が再び蘇っていた。
それはトロスト区襲撃の日の記憶のようで、
グリシャがクリスタの姉フリーダに巨人を殺すよう訴えていた。
その記憶にエレンは驚いていたけど、
その先の描写は無いので何に驚いたかは不明。
クリスタを巨人化させて触れる事で始祖の巨人の力を使えると思ってたけど、
この時のクリスタは生身の人間のまま。
なので、わざわざ巨人化せずとも、
クリスタに触るだけで始祖の巨人の力が使えると気付いたのかなと。

最後は調査兵団が海に到達してた。
1年で島内の巨人は本当に駆逐したらしい。
海に触れたエレンは「海の向こうの敵を殺せば、自由になれるのか」とぶっそうな事を言って引き。
次巻はマーレ人の大陸に乗り込んで殲滅するなり、
巨人の力を操ってマーレを崩壊させるんですかねえ。
どうも始祖の巨人の力を操る方法に気付いたっぽいし。

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