ファミ通コミックのSteins;Gateウェブ漫画。
ミスターブラウン視点のお話。
原作やアニメ版のあとに読んだほうが良さげだけど、読んでみた。
Steins;Gate恩讐のブラウニアンモーション
第1話 ブラウン視点で実験で騒がしいオカリンたちに説教。
第2話 ブラウンが初めて日本・秋葉原へ来たときの話。
特別編 ブラウンが娘を連れてコミマへ。クリスのやおい好きがバレる。
第3話 ブラウンと橋田鈴・今宮綴と出会ったときの話。
第4話 ブラウンがSERNの命令で鈴とIBN5100を調査にきたこと。廃品回収業を始める。
ウェブ漫画を元にコミックス化された電子書籍版を読んでみた。
Comittee of Antimatterが発売中止となって欲求不満があったのでw
あと久しぶりに舞台劇のDVDを見て、
千秋楽でブラウン役の人がこのマンガのことを話していたのもある。
全2巻で舞台はオカリンがα世界線に戻るひとつ前のβ世界線の13年前の時代。
ブラウンと今宮綴という嫁さんとの出会いと、
1975年に行った橋田鈴が病死した経緯、綴が死んだ経緯、
そしてオカリンがブラウンの元にやってきてIBN5100のことを尋ねて、
ブラウンが自殺するまでを描いてる。
出会いは、たまたま絡まれていた綴を助けたのがきっかけ。
鈴羽がそれを勘違いしてブラウンを投げ飛ばしたのが、鈴羽のビルに住むきっかけ。
初めは未来ガジェットがある2階を借りているけど、ブラウン管工房をやるために1階に移ってる。
日本に来たかなり初期から既にブラウン管工房を開いてたんだね。
ブラウンの回想で死んだ母親がテレビのことを子どもの頃のブラウンに話してる。
ブラウンがブラウン管を見ると落ち着くのは、母親の面影を感じるからだったみたい。
この辺の心理はマンガを読むまで全然わからなかった。
鈴羽は天王寺裕吾の名前を聞いて、未来のブラウンだとすぐに気づいてる。
で、若い時は長髪だったので髪を見て「ぷぷぷ」と笑ってるw
ブラウンはこの時から既にラウンダーの仕事で、橋田鈴の監視役として来日してる。
でも知り合った当初は、ターゲットだとはわかってない。
知り合ったあとに情報が来て、困惑してる。
第1巻ラストは2010年にシーンが変わって、綯がコミマを見たがるのに付き合ってる。
そこで紅莉栖がやおい本を買い漁ってるのが意外。
だから@ちゃんねらーとバレて動揺してたわけだw
自分の腐女子っぷりも連鎖的にバレかねないからね。
あと入手困難なやおい本をまゆりから借りるのと引き換えに、
まゆりのコスプレを着てるところをオカリンとダルに見つかってるw
ここまでが第1巻の内容で絵は溝口岳史という人だけど、
病気療養だったかで第2巻は吉田糺という別の人に代わってる。
第2巻はまたブラウンの回想があって、
ヨーロッパのホームレス時代のブラウンが
たまたまゼリーマンを見つけたという偶然で、ラウンダーに拾われてる。
鈴羽がブラウンに「家賃1万円アップ」とか言うセリフがあって、
これを「誰かさんの真似」と言ってるw
未来のブラウンの真似なわけだけど、
この時のブラウンが「どこのどいつだ!」と怒ってるのが面白いw
工房のブラウン管は初めは未来ガジェットの部屋に置いていたようで、
この重みで床が抜けやすくなってたり揺れに弱くなってたらしい。
第2巻はこういう本編の補足があって面白かった。
鈴羽は1997年から病気に罹ってるけど、
これは体内にゼリーのような物が徐々に広がっていたのが病因らしい。
ダルが修理したタイムマシンが不完全だったのか、
1975年に到着した頃から既に体内の一部がゼリー化してる。
要はプリオンみたいな自然増殖する物質なのかも。
死期を悟った鈴羽は昔のオカリンの言動を思い出して、
IBN5100を神社に預けるようフェイリスの父に頼んでいる。
そしてその帰りの車中で眠るように死んでる。
鈴羽とフェイリス父が相次いで死に、
フェイリス父が隠し持っていた鈴羽の所有物が
ブラウンに渡されたことをきっかけに
ラウンダーの襲撃を受けて綴は殺されてる。
しかもゼリーマンとなって過去のどこかに送られたらしい。
α世界線に戻っても綯の母はいないので綴が死ぬのは変わらないけど、
鈴羽と同じように死因は違うんだろうね。
そして2010年にシーンが変わって、オカリンがIBN5100のありかを聞きに来てる。
ブラウンは萌郁の裏切りを悟って「萌郁を利用しただけ」と話すけど、
実は自分が鈴羽や綴にされたように、
鈴羽や綴なら萌郁にどう接するかと想像してメールしてたらしい。
ここでオカリンが橋田鈴がタイムトラベラーだったと明かしてる。
これは本編では無かった展開だったはず。
タイムトラベラーだと聞いて、
ブラウンにも鈴羽が残した手記や言動に思い当たることがあり、
オカリンの話を信用してる。
そしてそのまま自宅で自殺してる。
本編ではどこか郊外の河原のような場所だったはず。
この場合だとブラウンは鈴羽の意思を守る為に自殺したことになる。
これも本編だと綯を守る為だったはず。
結局、ここでブラウンが死ぬのはβ世界線の宿命みたい。
物語はここで終わってる。
鈴羽の意思を守る為に自殺するほうが、より劇的で感動的だと思う。

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